英語はスポーツだ!

 日本で英語は、数学や国語、理科といった教科のうちのひとつで、受験科目にもなっています。____でも、ちょっと他の教科と違うような気がしませんか?

 

 

白色の英語の本の斜め上に黒色の英語の辞書が重なっている。そして、右側にカラフルなペンが入ったペン立てが2つ木製の机の上に乗っている。

 

 

 英語ってスポーツと似てないでしょうか?

 

 

 

 机に向かって英単語の暗記や辞書と首っ引きでの英文解釈……などとお勉強でとらえてしまうと、イメージが湧きづらいかもしれませんが、英語のゴールは英語を使って「何かをする」ところにあると思いませんか?そう考えると、英語ってあくまで道具・手段に過ぎないのです。

 

 スポーツも同じで、いくら始めたばかりでも、ただ何も考えずに素振りや筋トレばかりではつまらなくなってしまい、やる気もなくなってしまいますよね。「トレーニングを重ねて実際に試合でプレイする(そして結果を出す)」のが目的になります。

 

 つまり、「プレイして楽しむ」 これが英語とスポーツの共通点なのです。

 

勉強=練習というのは過程に過ぎず、それを楽しむ場所がスポーツにとっては試合であって、英語にとっては外国語人との会話になるのです。

 

 ということは、「英語は勉強するもの」というよりは、「トレーニングするもの」にならないでしょうか?

 

 日々の積み重ね(トレーニング)が大事だ!という点も、スポーツと英語はとても似ています。

 

 せっかく英会話の練習をするなら、お手本となるネイティブ・スピーカーの発音を真似してやるべきなのです。そうすれば、間違いなく上達も早まります。

 

 しかし、自己流のカタカナ読みの音読を繰り返していては、「ネイティブにも通じる英語を学ぶ」という本来の目的からはかけ離れてしまいます。

 

 スポーツの中で野球で例えてみますが、素振りも、1000回などとたくさんすることが目的ではありません。ホームランを打ちたくて、楽しくて野球を始めたはずなのに、いつの間にか練習が苦しくなってしまうって事は簡単に想像できますね。

 

 

 

 

 英語も本来は、「ハロー!」と気軽に挨拶したり、他者とコミュニケーションをとりたくて始めたはずです。なのに、それがいつの間にか、苦労して勉強しなければいけないんだ…となってしまい「英語が苦手」となっていないでしょうか?

 

 「好きこそもものの上手なれ」ということわざは、英語にすると

Do what you love and money will follow.(好きなことをやれば、お金はついてくる)

となります。

 

 英語も「外国語学部と英語でやり取りする」ことを楽しみに、という本来の目的を思い出してみませんか?

 

参考文献: 英語、苦手かも…と」と思ったときに読む本 デイビッド・セイン

      河で書房新社